個別相談はお電話でどうぞ
03-6450-4807 10:00〜20:00 (日曜定休・祝日開校)

医学部再受験の近年の傾向

REALITY

医学部再受験の現場

ページ更新日 2024-03-22

「医学部再受験」とは

社会人になってから医学部受験を検討する人が増えています

昨今「医学部をもう一度受験したい!」そんな決意をされる社会人が増えてきています。医師と言う仕事の魅力を理解しているからこその再挑戦。
 
しかし仕事をしながら医師になるのは茨の道です。一部の大学では入学の受け入れに積極的でないケースもあるようです。
 

そんな中、当校は社会人支援制度を設け、今では生徒の3分の1を社会人で占めています。多くの社会人を合格に導いてきたシナプスから再受験の現場・最前線をお話しします。

医学部の再受験生の状況

社会人の再受験に寛大な姿勢を見せる大学が増えてきました

社会人経験は医療業界の新しい風になる
一度社会を見ていろいろな知識を持っている人は、これからの医療の現場で貴重な存在になっていくと思います。
 
現役で大学に進み医師になるというのも素晴らしいけれど、
 

「経営」や「サービス」と言う視点から医療を考えられる力が、今後の医療業界で「新しい風」として必要になると考えています。

予備校によっては受け入れしてくれない

一部の予備校で、入学させてもらえなかったなどの話をよく耳にします。社会人受験生よりも、浪人生や現役生の方が合格率が高いために、優先的に入学させる背景があるのかもしれないですね。
 
個人差もありますが、仕事をしている期間が長ければ長いほど、学力はゼロに近い状態からのスタートになるので現役生・浪人生に比べると合格率が低いのは確かです。

シナプスでは「社会人支援制度」を設けて積極的に受け入れています。個別指導を専門で行っているからこそ、成績も確実に伸ばしていけることを実感しています。

今後も多くの社会人が医学部へ進学できるように尽くしていきたいと考えています。

社会人からの再受験は大変な事はよくわかりますので、私たちも「絶対に合格させる」という意識でしっかり勉強や精神面でのフォローを心がけています。

シナプスは「働きながら受験する生徒」をたくさん合格させてきた実績がありますので安心してご相談ください。

 

シナプスの社会人再受験生たち

社会人で医学部を目指す人は様々です。しかし、浪人生や現役生と違い、学習する面において、とてもプラスなこともあります。それは、学習の創意工夫が出来ることです。一言ではなかなか語れませんが、「自分なりに覚えやすいように語呂合わせを作る」「授業中のノートの取り方」など、人生経験や社会経験が豊富なだけあって、自分なりのスタイルで理解を深め、そして前に進もうとする積極性があります。
 
私(代表高島)の時間があけば、「今だ!」と質問の嵐をする生徒も大抵、社会人が多いと思います。「面談をしてください」「今後についてお話しがあります」と積極的に自分のために動ける人が多いと感じます。「演習の復習の仕方ですが、現在、こうしています。これであっていますか?それとも、もっと効率のいいやり方がありますか?」など、細部にわたって質問をしてきます。この積極性は、現役生、浪人生には少ない部分です。
 
社会人の受験生がいると、他の生徒達も、いい意味で影響があります。夕食を必ずシナプスで食べて帰る社会人がいました。その子は、他の生徒や講師のお弁当の注文まで聞いて、注文をしてくれます。会社がそうだったからと、後で聞きました。そして、この子がいた学年は、「コンビニ行ってきますが、先生、何か必要なものありますか?」と聞いてくれていました。小さなことですが、気遣いが出来る子が増えたのです。
 
「先生、これ一緒に片付けますか?」とか。私が「靴は、揃えて脱ぐのは常識でしょ」と、他の人たちの靴を揃えているのをみた生徒が、「そうだよね。」といつも靴を揃えてくれるようになりました。他の人たちも、それに影響され、靴を揃えていました。机の上の消しゴムのカスをそのままで帰る生徒と、ゴミ箱に捨てて帰る生徒、、、、沢山の生徒をみてきましたが、社会人がきちんとやっている年は、全員、せめて自分の机ぐらいは、、、と掃除をして帰っていました。「しなさい!」と言いませんが、してくれていると、有難く、そしてこちらも気持ちがいいものです。それが、シナプスでは、社会人がいることで、自然と出来るのです。
 
親御さんからは、「うちの子が、靴を揃えて家に入るようになったんです!何かあったのでしょうか?!」と喜ばれたこともありました。答案の字が汚いから、直すように再三注意していた社会人が、まったく直さなかったのですが、親御さんにも「なんでこんなに汚いんだ」と注意されたらしく、綺麗に書くように心がけた結果、成績が上がりました。
 
「先生が言っていた通りでした。まさか、字を直すだけで、成績が上がるなんて思わなかったです」と驚いていました。「字を綺麗に書くと、成績が上がる」というメソッドが本当に存在するとは、信じていなかったのですが、「字をまずは綺麗に書きなさい。数字が汚くて読めないよ」と何度も注意し、実行したからこそ、体験できたようです。
 
このように頑固な一面も社会人にはあるのですが、ま、それは、私達大人全員に言えることでしょう(笑)また、ここからは半分冗談のような話です(笑)
昔はオートロックだったので、コンビニやスーパーに行って帰ってくると、生徒達は玄関でオートロックのインターホンを鳴らします。「帰ってきましたー!」と言われ、「蕎麦はとってませーーーんーー!」といって切りました(笑)生徒が再度、「いや、帰ってきたってば!(笑)」「だから、蕎麦はとってないってば!(笑)」なんて、冗談で笑えるのも、社会人たちです(笑)
 
夜遅くまで勉強をし、疲れ果てた生徒が「先生、ラーメン食べたい」と言い出せば、「先生車出してよ」と言って夜にラーメンを食べに行けるのも、もう成人した大人だから出来ることでもあります(笑)
 
そして、そんな時間を共有してきたからこそ、「絶対に、医学部に合格させてあげたい」と強く想い、そして指導にも熱が入るのです。社会人で医学部受験を志す人は、様々な職種の方です。
 

 
皆さんは、「医療関係者が多いのでは?」と思われているのではないでしょうか?確かに、看護師、薬剤師、歯科医師、理学療法士、鍼灸師の方もいらっしゃいます。しかし、シナプスに来た方々は、まったく畑違いのところから、いらっしゃいました。

・ボクサー
・モデル(パリモデル)
・ダンサー
・美大卒
・音大卒
・名の知れている大手企業
・食品関係の企業
・外資系
・主婦
・大学病院の治験コーディネーター
・パーソナルトレーナー

ここではご紹介できないぐらい様々な職種の方々です。驚かれたと思います。そして、そもそも医学部に限らず受験をしたことがない、という方もいらっしゃいます。その方には、受験のじの字からお教えします。それはとても労力と苦労の連続です(笑)ご本人の頑張りがなければ、出来ない事です。
 
ボクサーの方が、字を綺麗に書けず、大変でした。また、モデルの方は、海外で活躍されており、「年齢を重ねては、この仕事は出来ない」と感じたらしく、医師を目指すことを決意され、お母様もいらっしゃいました。ダンサーも、海外にいたので、英語の長文は得意でした。美大、音大卒の方々が、受験勉強をしていないとのことで、大変だったのを記憶しています。また産休を取られている女性が、「今会社が産休でないから、今のうちにある程度の勉強をしたい」とまだ1歳にならないお子さんがいる中、医学部受験を目指されました。
 
では、どうして、こんなにも社会人の方が多くいらっしゃるのでしょうか?私立でもかなり学費が高いのですが、それでも、「地域枠制度」などが充実してきたから、とも考えられます。
 
大抵の方は貯蓄し、その中から授業料をお支払いされたいと言われます。私立もここ10年の間で、かなり学費は安くなっています。それも影響していると考えられます。でも、それは、単なる周りの環境であり、一番の理由は「後悔しない人生を歩みたい!!」という気持ちが強いからだとお話しをしてて思いました。
 
これになりたい!やってみたい!という強い気持ちがあるのに、トライしないまま人生を終えなくない、という人が多いのです。お金や周りの環境ではなく、「自分の人生をどうしたいか」を真剣に考え、そして医学部受験を決意されてきたのだと、感じております。
 
もちろん、「本当に合格するのだろうか」や「毎日、勉強しないと不安になる」という声も確かにあります。その気持ちと闘いながら、本当に自分に打ち勝つことが出来れば、合格出来るのだろうと思います。私達はその不安な気持ちを出来る限り取り除き、頑張る生徒さんのために全力でサポートするように心がけています。

社会人支援制度のメリット

「授業料の割引」「時間割の調整」「最適なカリキュラムの提案」をしています
 
会社に勤めている方、会社を辞めて受験勉強したい方への支援制度です。以前、社会人の方で「1人で勉強していると閉鎖的になってしまう」という理由でシナプスに入学してきた方がいました。
 
当時は日曜だけ授業を担当していましたが、1週間分の質問と合わせて、精神面での相談も多かったのを覚えています。仕事をしながら1人で勉強するというのは、やっぱり大変だと改めて感じました。
 

そんな社会人受験生を合格させてあげたいという思いからできたのが、この『社会人支援制度』です。

 
会社勤めしている方だけでなく、一度社会に出て会社勤めを経験したけど「もう一度受験勉強に専念するためにアルバイトしています!」という形でも適用できます。

他校ではできないからこそ、シナプスが実現

シナプスの社会人支援制度では、入学するタイミングにもよって多少変わりますが、「授業料の割引」「時間割の調整」「最適なカリキュラムの提案」としています。
 
「授業料の割引」は、入学時期や受講数によって変わりますが「入学金免除と年間10万円の割引」をさせていただいています。
 
そして授業時間については、仕事をして遅くなってしまう方のために要望に応じて調整することができます。
 

例えば、「1830分からの授業を30分遅らせる」や「通常90分の授業を120分の授業にする」等です。さらにカリキュラムについても、授業料やお時間のご相談を加味しながら、その人の成績も含め総合的に最適な内容をご提案いたします。

 

社会人支援制度は、生徒にとって最適な対応を行うシナプスだからできる独自の制度ですので、ぜひご活用いただきたいと思います。

社会人の受験対策で重要なこと

面接試験は再受験者としての心構えを共通して聞かれます

自分の弱点を理解すれば成績が向上する

以前、偏差値40半ばで医学部を志望していた生徒がいました。「なぜこの生徒は成績が上がらないのか?」を講師陣で考えていった結果「問題文を正しく理解できない」という弱点があることがわかりました。
 
その後は、活字に慣れるところからスタートさせ、正しく問題文をとらえる訓練を始めました。それによって成績が改善されて医学部に合格することができました。

逆転は意外なところにあって、そこを直すことで学力が大きく変わることもあります。これは、一般的な個別指導に加えて、「チーム個別指導」というシナプス独自の指導法だったからこそできたことだと思います。

 
集団授業は、授業についていけない場合もあるし、ちょっとした質問だけでは正しく理解することができない、という問題も生じます。それは受験生にとっては効率が良い勉強とは言えません。

シナプスでは個別指導でその生徒の得意、不得意をしっかり見極めていき、100%理解できる授業にしています。

 

面接試験に関しては「社会人の再受験」等の立場をしっかり捉え、模擬面接で対策をしていきます。
 

社会人は共通して「なんでこの歳で?」という「心構え」や「同期」についての質問をされるので、そこをしっかり抑えます。

 
その上で大学ごとの対策をしていきます。
 

受験生にメッセージ

「どうして医者になりたいのか」という信念をしっかり持っていて欲しい

自分の目指す医師になるには10年ほどかかる

医師を目指すきっかけや、どんな医師を目指すかと言うのは人それぞれだけど「こういう理由で医師を目指す」という強い信念を持つべきです。
 
そこがぶれてしまうと、長い時間をかけて受験勉強乗り切ったにもかかわらず、大学入学後にくじけて退学してしまうことにもなりかねません。
 
医学部受験が始まりで、大学に合格したら6年間勉強して研修医になり、そこからさらに数年間の経験を積んで、自分の目指したい姿が見えてくる。10年位かかる長い道のりです。
 
だからこそ自分の「信念」をしっかり見つめ直してください。信念を強くすることができたのであれば、迷うことなく必死に走り抜いてください。 

 
 

医学部・歯学部生の留年対策