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医学部受験の面接のコツ!現役医師直伝の新設「医学部特別講座」

Harvard style

ハーバード式講座で変化する医学部の入試問題に対応

 

突然ですが問題です

これは、国公立大学医学部の面接で出題された設問の類題です。
あなたはどう答えますか?
 

「延命装置に繋がれた80代の患者の妻は人工呼吸器を外すことを希望しているが、長男は外すべきではないと意見が対立しています。家族に対し、医師の立場であなたはどのように説明しますか?」

3分後に、面接官をその家族に見立てて説明してください。
 

受験生は、大人でも回答に詰まってしまうような問いに対して、「面接」という緊張感ある対面で、なおかつ限られた時間の中で回答しなければならないのです。
 
近年世間で議論されている「終末医療」という時事問題を題材に、生徒の医療に対する興味関心やそれに対する考え、また人生観や倫理観を問うものとなっています。
 
以前と違い、国公立も私立も、面接のない医学部はありません。学科に加え、面接・小論文の対策も欠かせないものとなってきています。また、このような面接に対応しようと思ったら、一朝一夕では解決できません。学科同様、1年かけてさまざまなテーマにおいて、自分なりの意見を一度は深く考えてみることが必要です。
 
このような問題に対して何度か練習を繰り返すと、異なった問題が出題されても応用が効きますし、落ち着いて回答することができるものです。
 

 

新講座「現役医師が受け持つ医学部特別講座」開設

そこで、シナプスでは昨今の医学部の試験の変化に対応するため、新講座を開講しました。
 

1〜2ヶ月に一度、最前線でがん治療にあたる現役医師の当校顧問・松島先生に検討課題を提示してもらい、それについて制限時間内で考えをまとめ、論理的に説明・発表をしてもらいます。

松島修司 / 医師

都内のクリニックに勤務する医師
生徒のアドバイザーとして様々な質問や相談に応えます。
 

これにより、シナプスで学科の得点をあげるだけでなく、医療に関してもより興味関心を持ち、面接や小論文で活かせる知識を身につけます。
 
また目の前の人に説明する練習を通して、コミュニケーション能力の向上も期待できるほか、「物事を分かりやすくまとめて、道筋立てて説明する」理論構築力の向上を狙います。この力は、学科の学力アップに繋がることが多くあります。
 

医学部が求める生徒を意識する

最後に、なかなか意識が及びにくいところですが、面接官や試験官は試験を受けている医学部の教授であり、医師です。その医師に「この人に医療従事者になってもらいたい」と思ってもらえるかを意識することは大切です。
 
実際、シナプスの医学部合格者をみても、その多くは、『「医療現場が求める人材」「医学科や病院のニーズに応えること」を意識して面接や小論文の準備をした』と、卒業後のアンケートで回答しています。

 

新講座で身につく力

シナプスの新講座では、現役医師から出題される検討課題を通して

  • 医療現場が抱える問題に落ち着いて対処できる
  • 時事問題に興味関心を寄せ、自分の意見を持つ
  • 理想の医師像を具体的に持つことで、ブレることのない軸を作り上げる
  • 医師としての人生観や倫理観を自分の中に持ち、大学に示せるようにする
  • 面接、小論文の議題に対応できる力を身につける
  • 自分の意見を分かりやすくまとめ道筋立てて説明する倫理構築力をつける
  • 大学医学科や実際の医療現場が求める人材を意識し、面接や小論文に向け自分の意見をまとめておく


こういった力をつけていきます。

シナプス医進予備校の顧問医師

【お題1】なぜ医師(歯科医師)になりたいのか。

⇒医師になろう!医学部に行きたい!と思った経緯やきっかけは人それぞれ。他の受験生の意見を知る機会にもなり、話し方も参考になりました!社会人の方のお話しや覚悟は高校生や既卒生に大変刺激になったようです。

【お題2】心配だから一緒に温泉旅行に行ってほしい。余命僅か。医者としてついてきてという要望。一緒に行く?行かない?

⇒皆さんからたくさんの意見が飛び出し、考えうる事態への想定もよくできていました!しかしそれでも、生徒さんたちの考えが及ばなかった、医師としてできる準備を松島先生が教えてくださいました!

【お題1】公共交通機関で医療従事者の方に助けを求めるアナウンスがあった場合、どうするか。手を上げて名乗り出るか、出ないか。

⇒松島先生による実際のアナウンス経験談だけでなく、日本の航空会社の国際線で12年勤務されていた方にもご参加いただき、機内で医療従事者に求められていることも伺いました!

【お題2】円安・円高による医療現場への影響は?

⇒面接・小論文で聞かれることが、必ずしも医療に関する質問だけではなくなってきました。証券の資格を持ったプロの医療コンサルタントをお招きして景気のこと、経済のこと、戦争下での相場の動きを解説してもらいました。松島先生も質問していました!

【即席お題】コロナ禍において、医療はどうだったか。何が必要で、何が足りなかったと思うか。

⇒今回は講座内でお題が出題され、5分ほど考えてもらい、意見を出し合いました。

【生徒からの先生への質問】「名医と良医の違い」「医師として働く中、何パーセントが自分のためか」

松島医師

新講座「ハーバード式医学部特別講座」について

1、新講座開設にあたり
医療技術がどんどん高度化し、人間の誕生から死に至る生命と生活の在り方や質が根本から問い直されています。そうした中で医療サービスに関わる専門職には、高い技術力が求められるのは、当然のことであり、こうしたことは大学に入学してから学ぶことが必要かと思います。しかし、シナプスに通う受験生には、技術面ではなく、哲学的な見識と倫理的な規範を身に付けてもらうために、ケーススタディのような講座を無料開講いたします。

現在、がん治療の最前線でご活躍されている松島先生による、倫理的葛藤等の事例もとりあげながら、生徒たちと考察する講座を開設いたします。これにより、目標とする医師像等を具体的に想像することが出来、勉強に対するモチベーションアップにも繋がります。小論文の題材となったり、人とのコミュニケーションを必要とする面接対策にもなります。何よりも、自分の考えを理論立てて他人に伝える能力が身に付き、しいては教科の学力アップに繋がると考えます。詳しくは下記をご参照ください。

2、講義の概要
シナプス顧問の松島先生より、実例を反映した実際の医療現場に関するお話をしていただいたうえで、毎回検討課題を提示していただきます。生徒はテーマに対して各自の考えを短時間でまとめ、論理的に説明・発表を行います。

3、目的
「自分の理想とする医師」像について継続的に深く考え、それをもとに自分の考えをまとめる機会を設けることで、面接試験で求められている即応性・論理性を磨くことを目的としています。

近年、与えられたシチュエーションに対して、自分がどう対処するかを短時間で考え、面接官に説明するというMMI(マルチプル・ミニ・インタビュー)方式の面接を採用する大学が増加傾向にあります。これに対応するためには、自分にとっての理想の医師像を持ったうえで、多角的な視点から論理的に筋道だった回答を導く練習が不可欠です。その機会を提供することが本講義の目的です。

4、講義を通じて、見込まれる効果
まず理想像について考えることは、医学部入試に立ち向かう原動力になります。そして何より論理性を磨くことは、論理の積み重ねである数学等の理系科目の学習の素地となります。医学部入試を突破する最も根幹の部分を養うことが可能になると考えています。

参考テキスト:『ハーバードのケースで学ぶ企業倫理』慶應義塾大学出版会

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